やっちまえよ玲音

【先出し週刊ファミ通】『アイドルマスター ワンフォーオール』最強のライバルアイドル“玲音”登場! 描き下ろしイラストを使った2号連続プレゼントも!(2014年5月8日発売号) - ファミ通.com

 

この記事を見た瞬間、また新キャラかよいい加減にしてくれと気持が曇ってしまったんですけど、不思議なもんで、暫くすると晴々と新作を迎えようかと心変わりしてしまいました。

モゲマス・グリマスで爆発的にアイドル人口が増えたアイドルマスターですが、やはり明確な初代765プロ勢のライバルとして立ちはだかる新アイドルとなると扱いは別です。

たかが名前と一枚の絵で何が分かると斜めに構える方もいます。でも、その断片的な情報から、彼女のオッドアイにはこんな秘密があるのではないかだとか、誰かの親類ではないかだとか、色々な推測をするのも楽しいですよね。そうしている間に絵師さんが早くも玲音の絵を描いて投稿したりなんかして。こういう喧喧諤諤が好きなんですね、私は。変な表現ですが、久しぶりに自分の中のアイマスに『血が巡った』感じがします。

 

じゃあ、その前はどうなんだと聞かれると、正直ネガティブだったと思います。劇場版の公開あたりから、なんだかアイドル達の人格が硬化して、彼女達について改めて語ろうという雰囲気じゃなかったような気もします。そんな中で自分が玲音に何を期待しているかというと、彼女の強力なキャラクターをもって、765プロのアイドルを容赦なく掻き回して欲しいんですよ。もうO4Aの開発も終わっている頃でしょうから、今更あれだこれだ言っても仕方がないのですが、ドロドロとした女の執念がぶつかり合う濃いシナリオとかも、あっていいんじゃないかと思うんです。

そんなアイマスらしからぬシナリオなんて誰も要らないと言われるかも知れません。確かにね。そこまでして何が欲しいんだと。はい。それは我々が未だ知らない初代アイドル達の側面と申しますか、彼女達についての議論を再び巻き起こすような、刺激が欲しいわけです。そのために玲音には是非とも暴れまわって欲しいんです。「実は良い子でした」とか、そういうのいらないから。

 


PS3「アイドルマスター ワンフォーオール」 玲音紹介PV - YouTube

 

アイマスはプロデューサーとアイドルの箱庭が基本形なのは承知していますが、それは我々が彼女達のことを全て理解していることを意味してはいないですよね。むしろ、彼女達について自分は全てを知りえないという姿勢が、アイマスを楽しむコツだと思うんです。初代アイドル達も歴史を重ねているので、彼女達に対する「らしさ」の厚いコンセンサスはあるかと思います。知らないうちに自分の中のアイドル像が固まっている方もいらっしゃるかも知れません。だからこそ、玲音にはそんな壁を蹴破る破壊力を期待したいのです。初代アイドル達を挑発し、根幹を揺さ振り、プロデューサー達が仰け反るくらいの情熱を沸き上がらせたり、手が施しようがないくらいの深い悩みの淵に突き落としたりして、我々が未だ765プロのアイドル達について知らなかった部分を炙り出して欲しいわけです。望みすぎかな?

 

まあ、もしかすると、蓋を開ければ玲音と仲直りしてハッピーエンドみたいな野暮なシナリオなのかも知れませんけどね。そうであったとしても、玲音が絡まないところで765プロアイドル達の新しい姿が見られたらいいかなと思います。自分で「このアイドルはこうだ」と勝手に枠にはめて、それでアイマス飽きましたなんて馬鹿馬鹿しい話ですからね。

 やっちまえよ玲音。